介護現場で見られる光景には、多くの人が危機感を抱いていることはいうまでもない。
増え続ける入所者に対するケアが行き届いていない現状があるのだ。
東京都内にも多くのグループホームや小規模なケアハウスがあるが、その大多数の施設が人手不足の現実を強いられている。
例えば、入所型の介護施設では24時間体制で介護サービスを提供しているが、夜間の時間帯にシフトに入れる人材の確保は困難になっていると言わざるを得ない。
ワンオペレーションが当たり前という風潮も散見されるが、その打開策は一向に見えていないのが現実だ。
夜間の時間帯と言えども、入所者の様子や症状を見逃すことはできないので、介護の需要が多い東京では,、地方都市以上に問題になっているようだ。
とはいえ、このような人手不足の状況であっても、入所者がいる限り、グループホームやケアハウスの運営は続けざるを得ない。
そのため、一人の介護職員が担うべき仕事量が増えているのだ。
これは、東京に限らず全国の介護施設に共通していることかもしれないが、とりわけ東京ではよく問題視されている。
困窮している施設では、もはや資格の有無を問わずに、誰でもいいから介護現場に来て欲しいというのが施設運営者やマネージャーの本音かもしれない。
そのため、東京では介護職の求人がかなりの数出ている。
したがって、東京で転職活動をするときには、介護職は狙い目なのだ。
ただし、前述したとおり介護の仕事は人材不足により、かなりハードなことが予測される。
だから狙い目ではあるものの、職場選びは慎重に行うべきだ。
いくら条件が良くても、ブラックな施設だけは避けるようにしなければならない。